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葉っぱのように

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フィギュアスケート カップル競技と日本(精神的考察)

フィギュア ペア・アイスダンス強化不可欠

↑毎日新聞の記事ですが…
本当に、連盟は何をやってるんですかね?

そりゃ、体格やら性格やら動きやら、
ぴったりしっくりくる二人を組み合わせるのは難しい。

けど、やりたいという男の子、女の子がいる。
そして、「国別」なんて試合を主催してるのに、
オリンピックの団体戦に出られるかどうかなんて状態の日本。
連盟として、できることはあるでしょ?

まず、シングルより練習場所の確保は厳しいはずなんだから、
そういう整備をする。
そして、二人の住んでいる場所が離れているなら、
なんらかの補助をする。
オリンピック団体戦どうのこうの言うなら、
カップル競技を強化しなきゃいけないんだから、
そこに補助が手厚くなったからって文句ないでしょ。
連盟のお偉いさんがアホな使い方してたのを回せばいいんだしー。

あと、「やりたい!」って思ってくれるようにしなきゃダメでしょ!
せっかく国別主催したって、
カップル競技どれだけ放送した?
そりゃ、見てもないものやりたいなんて思えないよ。
日本の組は放送したし、どちらもすてきだった。
けど…別の組ももっともっと放送して、
ああ、こんな表現もある、こんなこともできる、こんな個性も出せる、
って、魅力を広く深く知らせないと。
そういう働きかけ、連盟は放送局にしてるの?
振り返りや、
選手にとって邪魔にもなりかねないバックステージの様子放送する時間を削れば、
あと何組放送できた?

本当に考えてほしい。

ま、オリンピックどうこうより、私は純粋に「もっと見たい!」だったりしますが。

あと、個人的にカップル競技と日本文化について思うこと。

やはり、精神的・文化的に、かなりハードルが高いと思うんですよ。
実は、体格的な問題より、そちらの方が大きいんじゃないかと思ってます。

男女二人一組で表立って何かする文化って、日本に基本的にはないでしょ。
盆踊りだって一人踊り。あるいは男踊り女踊りと別れてたり。
歌舞伎などの伝統芸能も、男女を描いていても演じるのは…。
エスコートとかそんな文化もない。
横並びの二人どころか、一昔前なら男が前を歩いて女は3歩下がって一列。

で、小学校高学年のフォークダンスで
表立って男女で手をつなぐ場面が初めて出てきて大騒ぎ!みたいな。
(保育園幼稚園でみかけることもありますが。)

バレエ教室でも、やっぱり、初めて組ませるときは大変みたいです。
女の子と、男性の先生クラス、ならいいけど、
同じくらいの歳の男の子女の子だと、目も合わせられないような。

もうね、男の子と女の子が手を繋ぐ、
それがいわゆる「大人の男女」を想起させるものではなく、
「エスコート」的なものとして定着している国々とは
その時点で大きく差が出てしまうのだと思うんですよ。

上に挙げたかなちゃんとクリスの記事。
インタビューの動画を見ると、
クリスの手が、とても自然にかなちゃんの肩にある。
これを「いわゆる男女」的に捉えるか、
「いたわり」「パートナーシップ」と捉えるか。

日本だと、前者に捉えて「この二人付き合ってるの?」
に直結しちゃうことが多いと思うんです。

バンクーバーオリンピック金メダリストの
メリチャリ組だって、リンクインから手を繋いでて、素敵だった。
けど、プライベートで付き合ってるわけではなかった。
でも、競技においては最高のカップルだった。
メリルはチャーリーを信じ、チャーリーは最高のサポートをしつつ、
それぞれ自らも美しかった。

日本の
「男女七歳にして席を同じうせず」。
そんな時代じゃないと言いつつ、
やはりその精神はそこかしこに今も見え隠れする。
意識せずとも残っているという感じかもしれない。

もちろん、その精神が生んだ素晴らしい文化などもある。

けど、その精神では、なかなかフィギュアのカップル競技は難しいのでは?
そういう土壌で育ってきた日本人だからこそ、
カップル競技に取り組む日本人選手には、
ちょっと違う訓練が必要なのではないかと私は思っています。

クリスはお母様が日本人だけど、海外で育った人だし、
かなちゃんもインターナショナルスクール出身なんですよね。
その土壌も、今の成功に良い影響を与えているのではないかと思います。

体格がというなら、シブタニズの成功例がある。

男性が、女性の美しさを最大限に引き出すこと。
女性が、男性を信じること。
そして、男女の差があるからこその美しさを表現する。

たとえ、兄弟であろうと、
実際は別の彼氏彼女(男女の組み合わせも含め)がいようと関係ない。

お互いそれぞれに全力、ではなく、
それぞれの差を、お互いに補い合う。

バレエでも、せっかく男女組んでるのに、
それぞれ勝手に一人で踊ってるなー、というのを見かける。
それぞれは上手いけど、じゃ、ソロ踊ってれば、と思う。
カップルで踊るのは、カップルならではの美しさがあるからなのに。

リフトがすごい!じゃない。
お互いの力を組み合わせて出来上がるからリフトは美しいのだ。
タイミングを合わせ、女性が男性を信じ、男性が信じてもらう努力をする。
女性はその男性の負担が少なくなるよう努力をする。
男性は女性がより美しくみえるよう工夫する。
そうして出来上がったリフトだから心が震えるのだ。

もちろん、力と技術だけで、驚くようなリフトもできる。
けれど、心が震えるかどうかはまた別の話。
シングルで、高難度ジャンプを連発されても、
「すごい」とは思っても心が震えるわけではない、のと同じ。

フィギュアスケートカップル競技。
なんなら「男女七歳〜」の前から、カップル競技に取り組んでもらえたら。
なんて、日本では指導者も少ないし、なかなか難しいかもしれません。
その分「一人で踊らない」ことの意味がわかるよう、
日本の「男女七歳〜」的文化で育った頭から脱却できるよう、
指導にも工夫が必要なんじゃないかな〜、と思うのです。










by atomsalada | 2017-04-25 09:53 | フィギュアスケート | Trackback(1)
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