葉っぱのように

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シルヴィ・ギエム ファイナルツアー 高松公演

どうして引退なんて言うの?
いや、わかってます。それでこそギエム。
それがギエムの美学で、ギエムの美しさの根源だということも。
それでも、そんなこと言わないで!もっと観ていたいの!
と、懇願したくなる…。

それにしてもチケットが取れないったらない。
今まで、ギエム来日公演の度、最低2公演は観てきた。
正直、空席があるケースもあって、
分身の術でその空席を私が使って、何倍も感動したい!
と思うこともあった。
…なのに…ファイナルってなったら…そりゃわかるけどさ。
いつもの調子で予定調整してたらあっという間に売り切れ。
追加公演やジルベスターは、発売前から
チケットオークションサイトにページが準備されてるほど。
ダフ屋…どうにかならないの?
これまで実際に行ってきたポイント制でチケット優先してくれ!
と、本気で思いましたよ…。
チケット会社もさぁ…あんなに手数料取るなら、
ダフ屋対策に使って欲しい!カフェとかどうでもいいから!

と、まあ、結局2公演しかチケット取れてなくて、
前日から、もうカウントダウン気分マックスで、涙が出てきて。
行きの電車の中でも泣きそうで困って。
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アルファあなぶきホールに到着。そして、開幕!

TWO
もうギエムの姿が見えた瞬間から泣いてしまう…。
目にも記憶にも焼き付けたいのに…どうして止まらないのか!
やはり、ギエムは、神様が
「あなたは踊りなさい」と決めた人なんだと実感。
長い手足、驚異的に動く身体、そして、
それらをコントロールし計算できる頭脳と精神。
シルヴィ・ギエムでしか踊れない、シルヴィ・ギエムでしか生まれない、
シルヴィ・ギエムでしか表現できない、
そんな振り付け、そんなダンスがこの世にある。
それは、シルヴィ・ギエムがダンスを選んでくれたからある喜び。

ボレロ
もう、なんと言ったらいいか。
今まで、何度もボレロを観てきた。
ギエムのボレロだけに限っても、何度観たことか。
でも、今までのどのボレロとも違った。
今までのギエムのボレロとも違った。
今までは、こちらも集中と緊張を求められているような、
美しくも、凄まじいボレロ。
だからこそ、最後の開放感と言ったらなかった。
一点の曇りもなく、完璧で、力強くて、美しいボレロ。
そして、一転、キュートなレヴェランス。
ギエムのボレロを見る度に、
こんな風に生きていきたい、と思った。
例えるなら、ギエムも、ギエムのボレロも、私にとって
神様のような存在で、
その前に立つと、自ずと自らを省みて、律することができる…。
そして、明日からがんばろう!と思える、そんな存在。

そのギエムのボレロが…今までとは全く違ったのです!
なんというか…まだうまく言葉にできませんが…
やわらかくて、いつくしみを感じさせる…今までにないボレロ。
ああ、ギエムも、今、これまでを思い浮かべながら踊っているのかな…
と、ふと思って、また涙が視界を邪魔しそうになって…。

本当に素晴らしいボレロでした。
ただただ、
「ありがとう」
という言葉しか浮かんでこない、そんなボレロ。

ああ、もっと観たい。
ただただ、それだけです。

こんなボレロを生み出すことができるのは、
シルヴィ・ギエムただ一人。

もし私の命を神様に差し出して、その分、
ギエムの命を遡らせてくれるのなら、そうして欲しい。
ギエムの踊りを、もっと長く、もっと多くの人に見て欲しい。

そう思いながら会場を後にしたのですが…
さらにそう思わせるすてきなアクシデントがこの後起きたのでした…!

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by atomsalada | 2015-12-25 23:13 | バレエ | Trackback
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